難治性の水虫にオススメ、イトリゾールの効果

白癬菌が足の皮膚で繁殖すると水虫になり、頭に感染するとシラクモ、陰部に感染するとタムシと呼ばれたりします。主として体の表面で繁殖しますが、爪の奥へ入り込むこともあります。また他の病気で抵抗力が弱っていると、内臓にまで広がって重症化する危険もあります。このような症状は塗り薬で治すことは難しいので、内服薬で治療する必要があります。
白癬菌やカンジダなどは真菌と呼ばれるカビの一種で、細菌とは異なります。ですから普通の抗生物質ではなく、抗真菌薬と呼ばれる薬で治療します。イトリゾールは一度服用すると、効果が長続きする抗真菌薬です。広い範囲の真菌を殺す作用があり、安全性も比較的高いため、爪水虫などの治りにくい症状には特にオススメです。
爪水虫でイトリゾール内服薬を飲む場合には、パルス療法という治療法が用いられます。通常は1日1回を半年ほど続けて飲みますが、パルス療法では1日2回を1週間続けて飲み、次の3週間は薬を飲みません。このサイクルを普通は3回繰り返します。殺菌効果が長持ちすることを利用した治療法で、トータルで薬の量を節約でき、それだけ副作用の危険も少なくなると考えられます。ただし用法と用量をきちんと守らなければなりません。症状が治まったからといって、勝手に服薬を中断すると、再発する可能性があります。
イトリゾールは肝臓にダメージを与えることがあるため、服用が長期にわたる場合には、定期検査を受けたほうが良いとされています。倦怠感や吐き気や発熱がある場合には要注意です。もともと肝機能に問題がある方は、医師の判断で服用するかどうかを決めます。また妊娠中の方や、妊娠の予定がある方は使用できません。